メタボと認知症の関係

メタボリック・シンドロームは別名「内臓脂肪症候群」といいます。

内臓脂肪が蓄積された状態に加えて、高血圧・糖尿病・脂質異常症（高脂血症）のうち二つ以上を合併した状態です。

健康診断などでは簡易な方法としておへその高さで腹囲をはかり、男性で８５cm以上、女性で９５cm以上だった時に内臓脂肪型肥満と判定します。

アメリカでは中年の肥満者はアルツハイマー型認知症に３倍なりやすく、脳血管型認知症は５倍になったと報告されています。

スウェーデンでは肥満の人は２倍認知症になりやすいと報告されました。また、動物実験では蓄積した内臓脂肪から、脳の神経細胞を破壊する生理活性物質が分泌されていると報告されています。

肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症単独でも認知症の危険性は上がりますが、それぞれの因子が重なればさらに認知症の危険性は上がります。

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