遺 伝　と　肥 満

人は見た目や性格、好み、得意、不得意それぞれ異なる特徴を持って生まれます。
親や兄弟姉妹と似ている部分もありますが、全く同じ『体質』にはなりません。
このように人を含む生物がそれぞれ異なる特徴を持つのは『遺伝子』が関係しています。

近年、肥満もまた遺伝と深く関りがあることがわかってきました。英国ケンブリッジ大学のジェイルズ・ヨー博士は『肥満の遺伝学とは、脳が食べ物の摂取をコントロールするしくみに関する遺伝』だと述べています。
要は肥満体質は『遺伝的に脳が満腹感を得るのに大量のカロリーが必要』ということです。
１９９４年この肥満遺伝子をコントロールするホルモンが発見されました。
別名痩せホルモン『レプチン』と呼ばれ脂肪細胞で分泌され脳に到着して受容体に結合すると、満足感が生じ、脂肪の燃焼を促すことが分かりました。
レプチンを効果的に分泌させるには、よく噛み（一口３０回）栄養バランスを見直すことです。耳つぼを刺激することも効果的ですよ！食欲の秋ですが過食にご用心！

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